生物と無生物のあいだ


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)


「生物を無生物から区別するものは何か」という問いに対して、分子生物学者である著者が自らの経験をもとに迫った本。


理系的なものにアレルギーを示すような人たちでも、無理なく「生物」の本質に迫れる本だと思う。


そして、予備校でアルバイトとして働いている自分が思ったのは、この本を受験科目として生物を選択する高校生に読んでもらいたいということ。
単なる暗記科目としてとらえられがちな生物が、もっと奥深いものだということに気がついてくれるはずだから。


手段は本でも漫画でもDVDでもなんでもいいんだけど、「教科書」とか「受験」とか、そういうものにとらわれない「知識」を、もっと伝えられたらいいと思う。