ブログ引退表明サービス


あまりにも自分にタイムリーなサービスが出ていたので早速利用してみた

Retired|ブログ引退表明サービス http://retired.at/
「Retired」 は、ブログを引退、中断、移転される際に、今後、放置されるブログへ目印を付けるサービス (ブログパーツ)です。ブログオーナーの方々は、「Retired」をご利用になることにより、ブログを引退、中断、移転される理由、およびブログの移転先を、閲覧者の方々に速やかに伝えることができるようになります。


どんな感じかと言うと、「ブログやめました」というちょっとポップなアイコンがあって、それをクリックするとやめた(もしくは移転した)理由や移転した場合は移転先のURLが表示されるというもの。


Retired | ブログ引退表明サービス


手軽にブログの移転を知らせることが出来るので利用してはみたけれども、これってそれ以外にユーザーにとっての直接的なメリットはあるのだろうか?


もう少しサイトをよく見てみると、メリットはむしろブログサービス提供者に対してあるらしい。

「Retired」では、ブログサービス毎の引退数、ブログサービス間の移転数、および引退理由等に関する統計情報を、本ページ上で随時、公開させていただく予定です。とりわけ、各ブログサービスの運営者様へ向けて統計情報を公開させていただくことで、各ブログサービスがより洗練され、また、その積み重ねがブロゴスフィアの健全な発展に寄与することを願っています。


詳しく調べて無いので断言は出来ないけれども、この「統計情報」を有料でブログサービス提供者に対して提供することで収益を上げているのだろう。


ただ、信頼できる統計情報を提供するためには多くのユーザーにこのサービスを使ってもらわなければならない。
多くのユーザーに使ってもらうためには、ユーザーにとっての直接的な(そして魅力的な)メリットを提供しなければならない。


それが実現しない限り、このサービスの成長は見込めないんじゃないかな。


もちろん、ブログサービス提供者側とより密接に連携して、「必ずこのサービスを利用しないといけない仕組み」を構築してしまうのもありだろうけれども。
(例えば、ブログサービスを退会するときにRetiredの使用を義務化するとか、一定以上ブログを更新していないとRetiredの使用を勧めるメッセージを表示するとか・・・)


ちょっと辛口に書いてみたけれども、自分も楽天のサービスに落胆(なんかちょっと韻を踏んでいる・・・)してはてなに引っ越してきただけに、このRetiredがうまく普及してそれぞれのブログサービスが向上することを願っている。


スタッフの方々、頑張ってください!

ITmedia News 「ブログやめました」――ブログパーツで引退表明