Feedlyのタグ機能の現状

サービス終了まで10日を切ったGoogle Reader。今のところ、世の中のトレンド通り移行先はFeedlyで落ち着きそうだ。DiggがRSSリーダーのベータ版を6/26に提供開始するとか、AOLも6/24にAOL Readerを一般提供し始める等、ぎりぎりになって他のメジャー候補も出始めたけど、残された時間の中で検証・比較をしている余裕は無い。


なかなか進まないFeedlyタグ機能の強化

先日書いた「Google Reader終了とFeedly移行 - タグ機能を強化してくれるといい」でも書いたけれど、Feedlyに対する目下の個人的な感心事はどれだけタグ機能が強化されるかに尽きるが、それはなかなか進んでいないみたいだ。


おそらく、バックエンドをGoogle Readerのものから独自のものに移行することに集中していたためと思うが、エントリーを書いた1ヶ月前の時点から変わったのは、タグを複数つけることができるようになったくらいだ。それでも自分の作業環境の必要条件としては大きいのだが。


Google ReaderFeedlyタグ機能の違い(6/22時点)
Google Reader Feedly
複数のタグ付け
キーボードショートカット ×
タグ入力時の自動補完 ×
各エントリーにつけたタグからの記事一覧表示 ×


タグ入力時の自動補完が次の課題か

この間のエントリーではあまり深く突っ込まなかったが、タグ入力時の自動補完が無いというのが、複数タグ付の次に大きな欠点に思う。


また入力する際も、数文字入力すれば過去の履歴から類似候補をピックアップしてくれるので、全文字をタイピングせずにさくさくと入力していくことが可能だ。

Google Readerがこの様にタグ入力の省力化を可能にしているのにも関わらず、Feedlyでは


そしてクリックすると表示されるタグのリストから、目的のタグを見つけ出さなければならない。

タグ入力に際して延々と続くリストをスクロールする必要がある。


そしてタグ入力の自動補完は、無意味なタグの増殖を防ぐという点でも重要だ。


普通の人間であれば、過去に自分がどんなタグを入力したかまで覚えていない。例えば、過去に「市場環境」というタグをつけたとしても、それを忘れて同じようなエントリーに「市場状況」というタグを付けてしまうかもしれない。


こういった場合、後から「市場環境」というタグをつけたエントリー一覧を表示したとしても、当たり前だがそこには「市場状況」というエントリーは含まれない。「市場環境」も「市場状況」もほぼ同じ意味合いなので、両方のタグが付いた記事を一覧表示させたいはずだ。


Google Readerの場合、タグ入力の自動補完があるため、最初に「市場環境」とタグ付けすれば、それ以後は「市場」まで入力すれば、タグ候補として「市場環境」が表示されるため、無意味なタグの増殖を防ぐことができる。




IFTTTへの対応は朗報

タグ機能の強化がなかなか進まない一方、念願のIFTTTへの対応が実現した。おかげで、新着のエントリーや特定のタグ付をトリガーとして、他のウェブサービスへデータを流すことができる。自分の場合は、特定のタグをつけたエントリーをGoogle Spreadsheetにまとめるレシピを作成して情報のストック先として活用しているが、それについては別の機会に詳しく紹介したいと思う。