電池の持ち時間が10倍だって!?


電極を工夫することにより、駆動時間を10倍に出来るらしい。
大学で応用化学を勉強しているので、食いついてしまった。

ITmedia News
バッテリー駆動時間を10倍にする技術、米大学が開発
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/21/news137.html


スタンフォード大学の研究者が、リチウムイオンバッテリーの駆動時間を10倍にする技術を発見したことを明らかにした。

 
 この技術は、同校の材料科学工学助教授イー・クイ氏が発見したもので、シリコンナノワイヤを使って、既存のリチウムイオンバッテリーの10倍の電気を生み出す。例えば、今のバッテリーで2時間動くノートPCは、この技術を使ったバッテリーでは20時間動くという。

 
 クイ氏によると、リチウムイオンバッテリーの電気蓄積量は、バッテリーのアノード(陰極)にどのくらいのリチウムを保持できるかによって決まる。アノードはたいてい炭素でできている。シリコンなら炭素よりも多くの電気を蓄積できるが、充電中に膨張し、電気を使用している間に縮小するために、壊れたり性能が落ちるという欠点があるという。

 
 だが同氏のバッテリーは、ナノテクノロジーを使ってこの問題を回避する。このバッテリーは、リチウムを微細なシリコンナノワイヤに蓄積する。ナノワイヤはリチウム蓄積中は4倍にふくらむが、ほかの形態のシリコンとは違って壊れることはないと同氏は説明している。実験ではステンレススチールの基板にナノワイヤを生成した。


これが実現すれば、ノートパソコンも電源を気にせずに使うことが出来るし、電気自動車だって航続距離が飛躍的に伸びることになる。
特に、後者が社会に与える影響はかなり大きいのではないか。
(これから、化石燃料の有効活用・環境保護の点で電気自動車が普及するのは時間の問題なので)


自分も、社会に影響を与えるような仕事がしたい!